#47 トップのラグビー選手、ジュニア時代はこうだった !!6つのポイント その②

 ワールドカップラグビーは、南アフリカの勝利で幕を閉じました!日本がもし南アフリカと対戦していなければ、、なんて思ったファンの方も多かったのではないでしょうか? 改めてこれからの日本代表の活躍が楽しみになってきましたね!4年後が待ちきれません!! 今回は前回に続き、ワールドカップ熱でジュニアの競技人口が増えてきたであろうタイミングで指導者の方々にシェアさせて頂きたい内容をご紹介させて頂きます。

③スピードは13-15歳の間に伸び率が高くなる!

 スピードに関しては、エリート選手がその他の選手に比べて速く、全体的にはバックスの選手がフォワードの選手に比べて速いことが分かっています。年代別に比べてみると13歳と15歳のカテゴリーにおいて伸び率が高く、これは身長の伸び率や成長のタイミングがストライド長やピッチの向上に関係することが影響していると考えられます。60m走では、晩熟の選手が13-15歳の間に数値が向上し、16歳以上のカテゴリーでは、スピードトレーニングのトレーナビリティが低くなることもわかっています。これは身長の伸びが落ち着いた後に体重が増えてくるという成長要因が関係していると考えられます。このことから、16歳以上の選手は身長や体重などのコンディションをモニタリングしておくことは非常に重要だと考えられます。ある程度、年齢が低い時期には体重とスピードの両方を伸ばすことができるが、成長と共に体重が増えていく過程でいかにスピードを維持できるのかがシニアで活躍する為のポイントとなりそうです。

④方向転換能力は特異的な刺激が重要!

 ポジション別では、バックスとフォワード間において方向転換能力に関しては大差はなく(プロップを除く)、スピード同様年齢(特に13~15歳カテゴリーの伸び率が高い)と共に伸びることが分かっています。エリート選手とそれ以外の選手の5-0-5アジリティテストの数値を比較したデータもある為、ご参考頂けたらと思います。(エリートvs サブエリート 2.38±0.08秒 vs 2.68±0.08秒)プロップは、他のポジションに比べて方向転換能力が低いこともあり、キャリアが短くてもポジションに必要な能力が備わっていることでトップレベルで活躍できるチャンスは高い傾向にあるようです。(遅い時期でも他競技からタレント発掘が出来そうですね)方向転換能力はトップリーグで活躍する為に必要不可欠な能力となることから、ジュニア期はシンプルな方向転換能力以外にも競技特異的な刺激を含んだ方向転換能力を獲得しておくことが重要だと言えそうです。

まとめ

 スピードや方向転換能力(加速・減速を含む)は、大きく伸びる時期がある程度決まっているようなので、その時期までに如何に多くのスキルを身に着けることができるかがトップで成功する為のカギとなりそうです。成長と共に、パフォーマンスの伸び率に変化が起こるということを指導者が理解しておくことは、ジュニア期を指導する上で、戦術やスキル指導同様重要なことかもしれませんね。

P.S.

次回は、ジュニア期の筋トレや有酸素運動に関してご紹介させて頂きます(^-^)。

参考文献 Kevin Till,Sean Scanthebury, Ben Jones. Anthropometric and Physical Qualities of Elite Male Youth Rugby League Players. Sports Med 47:2171-2186. 2017.

#46 トップのラグビー選手、ジュニア時代はこうだった !!6つのポイント その① 

我らが日本代表、残念ながら南アフリカに負けてしまいました。。しかしながら、南アフリカは準決勝でウェールズ代表を破り決勝にコマを進めてくれました!しかも、決勝の相手は名将エディー・ジョーンズ監督(前回大会の日本代表監督)率いるイングランドです。そんな盛り上がりをみせているラグビーですが、各地で開催されている子供向けのラグビー教室も人気のようで、将来ラグビー日本代表を夢見る子ども達が増加中とのこと。そこで、今回はこれからラグビーを始める子ども達と関わる指導者向けに参考になる情報をシェアさせて頂こうと思います。

 ジュニア期 (13-20歳)の選手がどういった体の特徴を持っていて、その後どのようにキャリアを積んでいったのかについて紹介している論文があったのでシェアさせて頂きます。データは、ヨーロッパのスーパーリーグやオーストラリアのナショナルラグビーリーグ(13人制)を基準としている為、今回のワールドカップラグビー(15人制)とは単純に比較できない部分はあるかとは思いますが参考になればと思います。

① 昔からサイズが大きかったわけではなかった!?

ジュニア期(13-20歳)は、身長・体重ともに年齢と共に増加傾向にあり、エリート選手がそれ以外の選手に比べ数値は高く、ポジション別にみるとフォワードの方がバックスに比べて身長が高い傾向にあるようです。13-15歳のカテゴリーにおいて、身長・体重の変化量が大きいことも分かっています。

16歳以下のカテゴリーにおいて、エリート選手とそれ以外の選手では、身長・体重ともに大きな違いがない (エリート178.8±5.9cm, 77.5±10.0kg, サブエリート 175.2±6.9cm, 72.3±11.7kg) ことが分かっており、リーグのレベルが高くなるにつれて、サイズの違いがより顕著となります。

実際に、プロになった選手とアマチュアになった選手が13-15歳以下のカテゴリーだった時期を比べてみると、身長・体重共に14歳では差がなかったという点に関しては興味深い内容だと言えます。しかしながら、同じサイズでも下半身に関しては将来プロになった選手の方がサイズが大きかったようです。この時期は、同じ体重であっても下肢がしっかりとしているかどうかが将来成功する為のカギを握っているかもしれませんね。ジュニア期に関して、身長・体重とタックルのスキルとはダイレクトに関係しない為、16歳以下までは体のサイズを積極的に大きくする必要はなさそうだということも今回の論文では言及されていました。

② 下肢の皮下脂肪が将来成功するカギを握っている!

 皮下脂肪に関しては、 エリート選手はそれ以外の選手に比べて低く、ポジション別にみるとバックスの選手がフォワードの選手 に比べて低いことがわかっています。身長と体重が成長と共に安定した後では、バックスの選手はアカデミーレベルとプロレベルの選手との間に大きな差がない (13.7±1.6kg vs 12.6 ±1.1kg) こともわかっています。しかしながら、フォワードに関しては、プロ選手はアカデミーレベルに比べ、皮下脂肪(アカデミーレベル 19.3±1.6kg vs プロ 15.4±1.1kg)や骨量に関して大きな違いがみられ、その中でも下肢の皮下脂肪に関しては顕著な差があったようです。13-15歳のカテゴリー時期においては、プロになった選手はアマチュアになった選手と比べ、皮下脂肪が低い(33.4±9.8mm, 41.6±18.2mm)傾向にあったということを踏まえると、皮下脂肪がつきづらく且つ筋肉量が増えやすいという身体的な特徴を持った選手がトップレベルに上がっていく可能性も高くなりそうですね。指導者側がリーグのレベルやポジションに応じた最適な体脂肪率を抑えておくことが質の高い強化に繋がっていきそうです。

まとめ

今回は、ラグビー選手のジュニア期に注目した論文をご紹介させて頂きましたがいかがでしたか? ジュニア期の成長特性やその後選手がどのレベルまで到達したのかを知っておくことは育成や強化の手助けとなります。指導者の方々にも是非ご参考頂ければ幸いです。 その②はスピード・加速・減速・方向転換に関してご紹介させて頂きます!

参考文献 Kevin Till,Sean Scanthebury, Ben Jones. Anthropometric and Physical Qualities of Elite Male Youth Rugby League Players. Sports Med 47:2171-2186. 2017.

#45 ラグビーワールドカップは得点源の”バックス”に注目!!

 #45では、ラグビーの“フォワード”のポジションについてご紹介させて頂きました。そして今回は、もう一つのポジション”バックス”について情報をシェアさせて頂こうと思います。

“バックス”ってどんなポジション?

 “フォワード”は大柄で強いフィジカルが要求されると#44でお話させて頂きましたが、それに対して“バックス”はスリムで小柄な選手が多い傾向にあります。 フォワードが獲得したボールをいかに得点に繋げるかが大きな役割となり、スピード、敏捷性が要求されるポジションです。

“バックス”は“フォワード”に比べて小柄!!

実際に日本代表選手の身長/体重/BMI(身長体重比)をまとめてみると、“フォワード”で1番身長が高い選手はトンプソンルーク選手の196cm、最も体重が重たい選手は具智元選手の120kg、平均は身長186.7cm、体重109.4kg、BMIが31.46となっています。 “バックス”で1番身長が高い選手は山中亮平選手/ウイリアム・トゥポウ選手の188cm、最も体重が重たい選手はアタアタ・モエアキオラ選手の114kg、平均は身長178.4cm、体重889.6kg、BMIが28.03となっています。”バックス”は“フォーワード”に比べて、平均身長で-8.3cm、平均体重で-19.8kg、平均BMIは-3.43となり、全体的にサイズは小さくなることで、スピードや敏捷性を獲得できていると考えることができます。(手足が長すぎると振り回すのに余分にエネルギーを使い、体重が重すぎると移動するのに効率が悪い。)

“バックス” 5つのポジションをおさえておこう!!

  • 背番号9番 スクラムハーフ(SH)

 スクラムで密集した中から、味方に素早くボールをパス、もしくはキックするのがこのポジションの役割で、ボールをどこに展開していくのかという頭脳(戦略)と常にボールと共に動く為のスタミナも要求されます。流大選手や田中史郎選手がこのポジションとなります。

  • 背番号10番 スタンドオフ(SO)

 キックイメージが強いポジションですが、スクラムハーフからボールを受け取り、ラン/パス/キックのどの攻撃を選択するのかといった司令塔の役割を担う為、ラグビーIQ・スキルとも高いポジションとなります。みなさんもご存じ、現在得点王の田村優選手がこのポジションとなります。

  • 背番号12・13番 センター(CTB)

 攻撃では相手を振り払いながら敵陣へ切り込み、タックルをされながらパス(オフロードパス)を決めたり(スコットランド戦では倒れながらのオフロードパスが光っていました)、守備では体を張って相手を止める役割を担っています。

  • 背番号11・14番 ウィング(WTB)

 ウィング(翼)と名付けられるポジションだけあり、味方が繋いできてくれたボールを得点につなげるフィニッシャーの役割となります。鋭いカッティングでディフェンスの間を切り抜けるタイプとパワーでディフェンスをなぎ倒していく2タイプの選手がいます。福岡堅樹選手のスピード感あふれるフレーとトライには目を見張るものがあります!

  • 背番号15番 フルバック(FB)

もっとも後ろに位置するのがこのポジションで、最後の砦となりキックで陣地を挽回したり、最後尾からカウンターをしかけアタックしたりするのがこのポジションとなります。高速、松島幸太郎選手のカウンターに期待です!

まとめ

 今回は“バックス”(背番号9~15番)のポジションに関する基本情報をご紹介させて頂きましたが如何だったでしょうか?”バックス”の選手と“フォーワード”の選手との体格の違いや、各ポジションの特徴、あなたの好きなプレースタイルや選手をみつけることで、明日の南アフリカ戦を楽しんで頂けたら何よりです!!

P.S.

明日の試合では、日本代表の勝利 & 福岡・松島選手の高速トライに期待しています!

参考資料 
https://rugby-juku.com/rugbyworldcup-japanmember/#2HO
https://www.jsports.co.jp/rugby/about/guide_position/  https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00530/?pnum=1

#44 ラグビーワールドカップ、縁の下の力持ちは”フォワード”陣!!

 日本代表チームが歴史的勝利を重ね、ワールドカップラグビーも大盛りあがりです!憧れの選手をみて、自分もラグビーを始めたい!日の丸を背負ってがんばりたい!と思っているジュニア選手が増えたのではないでしょうか。今回は、ラグビーの基本情報をフィジカル面をあわせてご紹介しようと思います。

試合中の運動量は4~8km!!

 ラグビーの試合は前半40分・後半40分の合計80分となり、スプリント(高強度運動)の合間にジョグやリポジショニング(低強度運動)などを挟みながら、間欠的な運動が繰り返し行われています。試合中の移動距離はポジションにもよりますが、4000m~8000mとなり、そのうちの1000mは短い距離を速いスピードで移動すると同時にディフェンス時にはタックル、オフェンス時には相手からのコンタクトへの対応能力も要求されます。数値からみても、過酷なスポーツだということがわかります💦

ラグビーのポジションは大きく分けて2つ!!

 ラグビーは8人の“フォワード”と” 7人の“バックス”の2つのグループ(合計15人)から成り立っています。 “フォワード”は、主にスクラムを組んだり、ラインアウトで敵とボールを奪い合ったり、”バックス”が捕まればヘルプに向かうなど、身を削る役割が多いポジションとなります。 “バックス”は”フォワード“に比べスリムで、確保したボールを攻撃に結び付ける為にも俊敏性が必要なポジションとなります。

“フォワード” 5つのポジションをおさえておこう!!

  • 背番号1・3番 プロップ/PR

   スクラムの柱で、スクラムでゴリゴリ押しまくったり、モールで相手を押し込んだりと泥臭い仕事をこなす為にもパワーと忍耐が必要となるポジションで体重も高重量となります。あの”決して笑わない男 ” と言われている稲垣啓太選手がこのポジションとなります。

  • 背番号2番 フッカー/HO

 スクラムのど真ん中で、足でボールを後ろに送ったり、スクラム全体をコントロールしたりと非常に重要なポジションとなります。ラインアウトではボールを良く投げ入れることもある為、パワーと器用さの両方が求められます。
堀江翔太選手がこのポジションとなります。

  • 背番号4・5番 ロック(LO)

 ラインアウト時に空中でボールをキャッチする為、長身で大柄なのがこのポジションの特徴です。地上では、大柄な体格を活かし、仲間をサポートしたり、ボールをもって突進したりします。

  • 背番号6・7番 フランカー(FL)

 スクラムでは、サイドに位置しいつでも飛びだせるポジション。攻撃ではボールに絡み、守備ではタックルした相手からボールを奪う(ジャッカル)ことから、強さと速さとそれを持続させる能力が求められ、とにもかくにも運動量が豊富なポジションとなります。 我らが日本代表キャプテン・リーチマイケル選手がこのポジションとなります。

  • 背番号8番 ナンバーエイト(NO8)

 スクラムの一番後ろから”フォワード”に的確な指示を送る役割。攻守にわたり活躍することから総合的なスキルや体力が要求されるポジションです。

まとめ 

背番号1~8番の選手は”フォワード”と呼ばれ、コンタクトや衝突も多いことから大柄且つフィジカルの高さが要求されます。彼らが体を張って敵とボールを奪い合い、味方が捕まれば駆けつけて身を削りボールを死守する姿は正に縁の下の力持ち!!各ポジションの役割や特徴を知ることでより試合を楽しむことができると思います! 次回は“バックス” についてご紹介させて頂きますね(^_-)-☆

P.S.

次の南アフリカ戦は、勝利は勿論、我らが日本代表キャプテン・リーチマイケル選手のジャッカルにも期待です!!

参考資料 
https://rugby-juku.com/rugbyworldcup-japanmember/#2HO  
https://www.jsports.co.jp/rugby/about/guide_position/

#43 目指せNBA選手!ジャンプ力を上げる3つの秘策とは!? その③

現在、FIBAランキング48位のバスケットボール男子日本代表チームですが、NBAに所属する八村・渡邊選手の加入により東京オリンピック前までにどこまでランキングを上げることができるか楽しみです!

初回は体のバランスについて、前回はプライオメトリクストレーニングに関して、そして今回が ”ジャンプ力を上げる3つの秘策” 最終回となります。最終回はウエイトリフティングとジャンプ力との関係について情報をシェアさせて頂きます。

ウエイトリフィティングって何?

 トレーニングの専門用語には「レジスタンストレーニング」という言葉があり、その中でもマシン・バーベル・ダンベル等の器具を使用するトレーニングの総称を表す際にウエイトトレーニングという言葉が良く使われます。また、スナッチやクリーン&ジャ-クなどのウエイトトレーニングは専門的にはウエイトリフティングと呼ばれており、これらを取り入れることでジャンプ力の向上がみられたという報告が多数あります。そこで、今回はウエイトリフティングとジャンプ力向上との関係を中心に話を進めていきたいと思います。

*レジスタンストレーニング:健康、体力、競 技パフォーマンスの向上を目的に計画された、広範囲の負荷 と様々なトレーニング様式を漸進的に用いる専門的なコン ディショニングの一形態として定義される。

パワーを意識することでジャンプ力向上に繋げる!

アスリー トが高いパワー発揮する為に大きな影響を及ぼす要素は”力”と”スピード”であり、大きな力をより速いスピードで出すことでパワーは最大値に近くなると考えられています。下記の図を確認してみると、最大速度が出ている時には力(フォース)の出力は低く、力の出力が最大となっている時には、速度は遅くなっています。ピークパワー発揮時は、力・速度とも最大値より下がっていることが図よりみることができます。ジャンプ動作においても、”大きな力を発揮する(大きな床反力を受ける)”と同時に”筋の高い収縮速度”とのバランスを意識する”ことでパワー発揮を最大値に近づける必要があります。

 力-速度、力-パワー、速度-パワーと至適負荷との関係 Newton&Kraemer(58)より。

ウエイトリフティングでパワーを意識する!

ウエイトリフティング競技では、高重量を挙げるだけではなく、バーベルの下に潜り込むというキャッチ動作も必要となります。バーベルを持ちあげる速度が遅い場合には、バーベルが宙に浮いている時間が短くなり(潜り込みの為の時間が短くなる)、キャッチ動作が困難となります。日頃から挙上重量と挙上速度との両方を意識して練習しなければならないのがウエイトリフティングの特徴でもあり、それが結果として大きなパワー発揮にも繋がります。

ウエイトリフティングでジャンプ力アップ!!

一般的にウエイトリフティングを取り入れることで、ジャンプ力が向上することは知られており、国立スポーツ科学センター / 形態・体力測定データ集の中でも、”男子シニア・垂直飛び(腕振込あり)跳躍高[cm]”の数値はウエイトリフティング競技の選手が陸上短距離選手に次いで高いことが記されています。

また、各トレーニング方法と垂直飛びの数値を比較したレビュー論文には以下のようなものもあります。

 ①ウエイトリフティングトレーニング(以下WLT)を実施した群と何もトレーニングを行わなかった(コントロール群)との比較

 ②WLTを実施した群と通常レジスタンストレーニング(以下RT群)を実施した群

 ③WLT群とプライオメトリクストレーニング(PT群)を実施した群との比較

結果

 ①WLT群はコントロール群に比べ、垂直飛びが7.7%上昇

 ②WLT群はRT群に比べ5.1%上昇

 ③WLT群とPT群の差はなし

上記のデータをみても、プライオメトリクストレーニングを取り入れている陸上競技選手やウエイトリフティングを実施しているウエイトリフティング競技選手の垂直飛びの数値がなぜ高いのか納得することができます。

まとめ

過去、3回にわたりジャンプ力を向上させれる為の秘策についてご紹介させて頂きました。あなたのジャンプ力を高める為に今必要なことを整理し、課題を解決する為に3つの秘策をご活用いただければ幸いです(^^)/。

P.S.

当法人 Youtubeサイトにて、ウエイトリフティングの動画を紹介しているのでご興味のある方は参考にしてみて下さいね!!

スナッチ https://youtu.be/0CXGNHdhfU8

クリーン https://youtu.be/G_Xpg7NPrNo

参考文献

Faigenbaum, Avery D 1; Kraemer, William J 2; Blimkie, Cameron J R 3; Jeff reys, Ian 4; Micheli, Lyle J 5; Nitka, Mike 6; Rowland, Thomas W 7 : Youth Resistance Training: Updated Position Statement Paper From the National Strength and Conditioning Association

Daniel Hackett, Tim Davies, Najeebullah Soomro, Mark Halaki:Olympic weightlifting training improves vertical jump height in sportspeople: a systematic review with meta-analysis. BJSM 10.1136. 2015.

#42 目指せNBA選手!ジャンプ力を上げる3つの秘策とは!? その②

最近は、日本人選手がNBAに挑戦する機会が増え、バスケットボールファンのみなさんにとって、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックが待ち遠しくて仕方ないのでは!? ちなみに私の知人はバスケットボール男子決勝のチケットが当選した!!!!!とのこと。羨ましい限りです(;’∀’) さぁ、あなたも2020年の東京に向け、モチベーション、ジャンプ力共にあげていきましょう!

前回のブログ内容では、高くジャンプできる選手の体のバランスを把握しましょう!という点についてお話しましたが、今回は具体的にどのようなトレーニングを行っていくとジャンプ力があがるのか!?について情報をシェアさせて頂きます。

ジャンプをする際に反動動作を使った方が、より高く飛べる!という経験をお持ちのアスリートは多いのではないでしょうか!? イメージとしては、弾力のある輪ゴムを引き延ばすことでより遠くまで飛ぶという現象に似ていて、筋肉も伸ばした後に縮めることで筋の長さが変化していない状態から縮めるよりも、大きな力やパワーを発揮できるようになっています。これは、筋肉が急激に伸張されることで、伸張反射( 脊髄反射の一つで、骨格筋が受動的に引き伸ばされると、その筋が収縮する現象 )が起こることなどが関係しています。この様に、短時間で筋が伸ばされ素早く収縮するような運動を専門用語で”伸張-短縮サイクル (Stretch-Shortening Cycle:SSC)運動と呼んでおり、SSCを利用したトレーニングのことをプライオメトリクストレーニングと呼んでいます。代表的なプライオメトリクストレーニングのエクササイズとして、スクワットジャンプ / リバウンドジャンプ/ ボックスジャンプ / バウンディングなどが挙げられます。

プライオメトリクストレーニングを行うことで、上肢・下肢共にパワー発揮が向上し、バスケットボールのスキルでいうところのチェストバスのスピード、方向転換を伴うフットワークやダッシュのスピード、ジャンプ力などの向上などが期待できます。

その他、プライオメトリクストレーニングのメリットとして、以下2つのことが挙げられます。①つ目は、体の使い方を覚えるという点で力発揮の効率が悪かった選手にとっては、動きを改善することで割と早い段階で効果が出やすいというメリットがあります。②つ目は、筋力トレーニングなどに比べて、筋肥大がおこりずらいというメリットがあり、階級制その他体のバランスを崩さずにパフォーマンスを向上させたい選手にとってはおススメのトレーニング法となります。但し、プライオメトリクストレーニングを行う際にはある程度のテクニックが必要なことや強度(体にかかる負担)やボリューム(種目・回数・セット・頻度)をうまくコントロールしながら実施しなければならない為、無理はせずに、足首・膝・手首・肩、その他の関節に痛みが起こらない強度とボリュームでスタートするようにしましょう。

プライオメトリクストレーニングの一般的なボリュームとして、初心者は 50-80コンタクト(足が地面と接地する回数)から始め、80-100コンタクトに増やし、ある程度のレベルの選手は120-140コンタクト前後で行い、強度の高い種目を行う際には1回のセッションあたりで200コンタクトは超えないように注意をする必要があります。休息に関しては個人差もありますが、セッションの間は48-72時間程度とることを基本とし、チームの練習内容や自身の体調と相談しながら、負担のない範囲内で実施することをおススメします。

PS

東京オリンピック・男子バスケットボールも楽しみですが、女子の3×3では沖縄県出身選手の伊集選手の活躍にも期待です(^^)/

参考資料 
https://us.humankinetics.com  
George Davies, Bryan L. Riemann,FNATA,and Robert Manske. CURRENT CONCEPTS OF PLYOMETRIC EXERCISE. Int J Sports Phys Ther. 2015 Nov; 10(6): 760–786.
https://www.jpnsport.go.jp

#41 目指せNBA選手!ジャンプ力を上げる3つの秘策とは!? その①

先日、八村塁選手が日本人として初めてNBAドラフト会議1巡目指名を受けることとなりました!しかもバスケットボールを始めたのは中学からということで非常に優れた身体能力の持ち主だということは容易に想像ができます。そこで今回はバスケットボール選手には必要不可欠なジャンプ力を上げる為の秘策についてご紹介させて頂きます。

ずばり、飛べる体を手に入れよう!

これは、めちゃくちゃシンプルな方法です。高く飛ぼうと思ったら、高く飛んでいる選手をお手本にすることです。特に身長と体重のバランスはパフォーマンスを決定する上で非常に重要な要素となります。下記はNBAオールスター2019ダンクコンテスト参加者の情報です。

今回はBMI(体重/身長mの二乗)を利用して飛べる選手の身長と体重のバランス(特徴)を調べてみました。

*マイルス・ブリッジズ選手/シャーロット・ホーネッツ/SF/201cm/102kg

  BMI は25.24となります。 計算式 102kg/(2.01m×2.01m)

*ジョン・コリンズ選手/アトランタ・ホークス/PF/208cm/107kg

  BMI は24.73となります。 計算式 107kg/(2.08m×2.08m)

*ハミドゥ・ディアロ/オクラホマシティ・サンダー/SG/196cm/90kg

  BMI は23.43となります。 計算式 90kg/(1.96m×1.96m)

*デニス・スミスJr./ニューヨークにクス/PG/191cm/88kg

  BMI は24.12となります。 計算式 88kg/(1.91m×1.91m)

今回の参加者のデータをみてみると全員の身長が190cmを超えていますね(;’∀’)

体重の増減は出来ても、身長を伸ばしたり縮めたりすることは非現実的なので、身長が190cm以下の選手の為にも過去に小柄ながらもダンクコンテストに参加した選手のデータをいくつかピックアップしてみたのでご自身のBMIと比較してみて下さい!

*スパッド・ウェブ/PG/170cm/60kg(1986年NBAオールスター・スラムダンクコンテスト優勝)

 BMI は20.76となります。 計算式 60kg/(1.70m×1.70m)

*ネイト・ロビンソン/PG/175cm/82kg(2006年NBAオールスター・スラムダンクコンテスト優勝)

BMI は26.77となります。 計算式 82kg/(1.75m×1.75m)

*ディーブラウン/PG/185cm/74kg(1991年NBAオールスター・スラムダンクコンテスト優勝)

BMI は21.62となります。 計算式 74kg/(1.85m×1.85m)

一般的にBMIの数値が高い選手は同身長の選手に比べて体重が重くなります。バスケットボール選手の場合は脂肪で体重を増やしてもそこまでメリットがない為、BMIの高い選手は同身長の選手に比べて筋肉量が多いと考えられます。ネイト・ロビンソン選手のようにBMIが高い選手(26.77)は筋量を増やすことで全体の出力を上げる方法を選択し、スパッド・ウェブ選手のようにBMIの低い選手(20.76)は軽い体重をキープすることで飛べる体を維持するという選択をしていたのかもしれませんね。

理想の選手のBMIが自分の数値より高い場合には筋量を増やし、低い場合には余分な脂肪を落とすなどのアプローチもおススメです。

まとめ

ジャンプ力を上げたいと思ったら、まず最初に高く飛べる選手の身長と体重のバランスを調べてみましょう。その中で自分に足りない要素や自身の体格にあった基準値を発見してみて下さいね(^^)。

次回はジャンプ力を上げる為のトレーニング方法をご紹介させて頂きます!

PS

スパッド・ウェブ選手の動画とネイト・ロビンソン選手の動画があったのでご紹介させて頂きます。 
https://www.youtube.com/watch?v=v3KmT9l7kdk
https://www.youtube.com/watch?v=Gqdqre-Z-e4



#40 ウォーミングアップにおける3つのポイントが選手を大きく育てる!!

最近、指導の流れからウォーミングアップはどうしたら良いですか?とよく聞かれることがあります。

そして、私達も何がベストな方法だろうかと日々、模索しながら活動しているのですが、ウォーミングアップ対しての考え方をまとめてみたのでご紹介させて頂きます。

すばり、ウォーミングアップにおける3つのポイントとは!!

⇒ ルーチン(ルーティン)化に伴うリスクを頭にいれておく

⇒ 個に合わせて組み立てる

⇒ 適度にこだわる

ルーチン化に伴うリスクを頭にいれておく

冒頭で書いた通り、指導先でウォーミングアップを作成して頂けますか?と相談を受けることがあります。勿論、教育及び、情報共有として一通りのウォーミングアップをお伝えさせて頂きますが、あくまでも各エクササイズは方法論であって、必ず実施しなければならないものではありません。とお話をさせて頂きます。具体的には、“ワールズグレーティストストレッチ” https://youtu.be/TVItENA9mEAを紹介したからといって、その選手がその時に必要がないと判断した場合は行う必要はないですよと話します。勿論、ルーチン化することでうっかり忘れを未然に防いだり、エクササイズを学習している段階では覚えるのに効果的かもしれませんが、それと同時にウォーミングアップ本来の目的を忘れてしまうリスクがあることにも目を向ける必要があります。つまり、ウォーミングアップをすることが目的になってしまわないようにパフォーマンス向上の為に今何が必要なのかを常に考えて内容を組み立てる必要があるという考え方です。

個に合わせて組み立てる

これは文字通りの意味で、各選手の年齢・性別・性格・ポジション・可動域・柔軟性・スピード・パワー・筋力 etcは様々でそれぞれに合ったウォーミングアップがあるという発想です。チームスポーツの場合には、フォーメーションのすり合わせ等で全員一緒に行う方が良い内容もありますが、全員で行うことで逆に効率を下げてしまっている可能性もあるます。今現在なんとなく行っている(昔から実施している。それが良いと思い込んでいる。Etc)ものについて再度考え直してみると新しい発想が生まれるかもしれませんね!

適度にこだわる

これについては、ルーチンの話と関連があるのですが、ルーチンを決めてしまった時点で、ウォーミングアップに要する時間も決まってしまいます。しかしながら、現実はどうでしょう、前の試合時間や天候の影響で開始時刻が延びたり、ウォームアップエリアの混雑や渋滞の影響で予定よりも悪い環境下で準備をしなければならなかったり、想定外のことが起こり得る可能性があります。予定のルーチンを実行できなかったことでイライラが募ると試合に集中できる確率も下がります。すべてのことを完璧にこなすことよりも、与えられた環境の中で最低限必要なことに優先順位をつけ、それ以外に関しては適度にこだわるというスタンスも必要かもしれません。

理想のウォーミングアップとは?

その日の体調、天候、試合スケジュール(時間)等、与えられた環境は目まぐるしく変化します。

そんな中、自身の状態(コンディション)に合った最適なウォーミングアップについて自問自答し、実行できる選手は成長し続け、最終的に成功する確率が高まると思います。結局のところ理想のウォーミングアップは存在せず、その日のパフォーマンスが良ければ、それが結果的に良いウォーミングアップだったということになり、そのウォーミンアップが明日も使えるかどうかはわからないということです。

まとめ

ウォーミングアップには様々な考え方があって良いと思います。但し、それ自体が目的にならないことが重要で、教育や情報提供として様々な引き出しを与えつつも、方法論に囚われずに自分自身の目標や目的から逆算して、今やるべきことを明確にし、それを実行できる選手が育つ環境を整えることが指導者/コーチの果たすべき役割の一つだと感じる今日この頃です。

PS

今日は何々をしま~す。前回は15分、今回は10分あげるから自分でアップしてみて!(動けなかったら自己責任で。。)というアプローチを使ったりします。

勿論、色々な方法論は伝えた上でですが(^^;

#39 ビーチで速く走ろう! とりあえず最終回!!

前回のブログから何だかんだ時間が経ってしまいました(;’∀’)

あれから色々と考えてみた結果、これがテッパンの走り方です!という答えはでず。。(スイマセン)

ただ、いくつか考えを整理してみたので前回からの内容も踏まえてご紹介させて頂けたらと思います。

前回のおさらいを踏まえて考えてみる

おさらい①

ビーチ(砂の上)では与えられた力が吸収された分、受け取れる力が少なくなり結果として平均速度が減少する。

上記から平均速度の減少を抑えるためには

ポイント①

吸収される力を出来る限り少なくすることで、受け取れる力が減少するのを抑える。

ポイント②

現状より大きな力を与えることで、結果的に受け取れる力を大きくする。

と考えることもできます。

おさらい②

ビーチ(砂の上)での接地は陸上に比べて、体幹の前傾と膝の角度が減少することで重心が低くなる。各接地のポジションにおける足関節の可動域は陸上に比べて大きい。

上記の現象がなぜ起こっているのか、可能性を考えてみました。(かなり主観的な考えではありますが。。)

なぜ、体幹の前傾が起こっているのか?

⇒足が砂に接地した後、重心移動と共に少しずつ足が沈み込む現象が起こり、最終的に力を伝えるポジションでは、砂面が斜め(スターティングブロックのようなイメージ)になっている=伝える力の方向が後ろ斜め下方向となり、

ポイント③

前傾ポジションをとった方が効率良く地面からの反力を受けとれる可能性が高いと考えられる。

注意:画像はイメージが伝わりやすいようにかなり前傾姿勢となっていますが、実際はそこまで前傾にはなっていません。

なぜ、しゃがみ込むような動きで(膝の角度が減少)重心が低くなっているのか?

⇒砂に足が接地した後、体全体が地面に沈み込む(外乱を受ける:制御系の状態を乱そうとする外的作用を受ける)ことでバランスが崩れることを想定し、

ポイント④

重心を下げることで外乱に対応してバランスをとるという体の姿勢制御が関係している可能性が考えられます。

バランスをとる際に腰を落とイメージ

なぜ、他各接地のポジションにおける足関節の可動域が陸上に比べて大きいのか?

ポイント⑤

重心移動と共に接地面が常に動くことから陸上よりも足関節が大きく動く必要があると考えられます。

まとめ

  結局のところ、ビーチ(砂の上)で速く走る為にこれがベストな方法です!という結論には達していませんが、各ポイントからいくつかのヒントを得ることが出来たのでは?と感じています。

ポイント①より

接地の際に足の指で砂をギュッと掴んだり、足を突き刺したりすることで砂地盤の密度を高める与えた力を受け取りやすくなる)ことが平均速度の減少を抑制できる可能性があると考えられます。

ポイント②より

お尻(臀部)、股関節屈曲筋群(主に腸腰筋)、膝を伸ばす筋(大腿四頭)、膝を曲げる筋(ハムストリング)の筋力強化により股・膝関節の屈曲/伸展パワーを上げることで、現状よりも受け取れる力を大きくすることで平均速度の減少を抑制できる可能性があると考えられます。

ポイント③より

体幹強化により前傾姿勢を保つ(体の重心を地面から力を受け取りやすい位置に置く)ことで地面から反力を効率よく前方向の推進力へと繋げることが出来そうです。

ポイント④より

接地の際に意識的に重心を下げることは安定した力発揮(不必要な重心の動揺を避ける)に必要不可欠なテクニックだと考えられます。但し、重心を下げることで余分にエネルギーを使う可能性がある為、ポイント②同様に筋力を強化する必要がありそうですね。

ポイント⑤より

重心移動と共に接地面が常に変化する為、陸上とは異なるテクニックで走る必要がありそうです。

PS

今後も何か現場で気づいたことやアップデートがあればご紹介させて頂きますね!

#38 ビーチで速く走る為のコツってなに!?その①

前回のブログでは、ビーチ(砂の上)で走るとなぜ足が遅くなるのか?について考えてみましたが、今回からビーチ(砂の上)で速く走る為にはどうしたらよいのか?について考えてみようとます。

前回のおさらい

ビーチ(砂の上)で足が遅くなる理由として下記2つの可能性が挙げられました。

*砂の上ではストライドの長さが短くなる。

*ビーチ(砂の上)では与えた力が吸収された分、受けとれる力が少なくなる。

ビーチ(砂の上)と陸上での動きの違い

実際にビーチ(砂の上)を走っている時の動きと陸上での動きを比べてみたところ、接地局面においてビーチ(砂の上)では陸上に比べ重心が低く、体幹が前に傾き(Figure 2)、足が離れる局面においては股関節の伸び(伸展)が少ない傾向にあるようです。(Figure 3) また、 中間位(Tmid)における股関節の角速度の減少が走速度の減少と関係があったようです。(Figure 4)

*点線が陸上、直線が砂の上

*(B)砂の上では膝の角度が減少する(よりしゃがみ込むような動き)ことから重心が低くなっていると推測。

さらに細かい動きの違いについて確認してみようと思います。

  • 股関節と膝関節の角度関係

足が着いた瞬間(Tdouwn)、中間位(Tmid)、足が離れる瞬間(Toff)ともにビーチ(砂の上)の方が股関節と膝関節がより曲がって(角度が小さい)います。

  • 足関節の角度

足が着いた瞬間(Tdouwn)、中間位(Tmid)、足が離れる瞬間(Toff)ともにビーチ(砂の上)の方が足が跳ねて(足関節の角度が大きい)います。

*こちらに関しては、ビーチサッカーの監督さんが足を刺すような感じで走っているとおっしゃっていたので実際の感覚と現象が一致しています!

最後に前回と今回の内容をまとめてみました。

ポイント①

ビーチ(砂の上)では与えた力が吸収された分、受けとれる力が少なくなることで、

流れ① 中間位(Tmid)における股関節のスイングのスピード(角速度)が遅くなる

流れ② 砂の上ではストライドの長さが短くなる(ピッチは変化しない)

流れ③ 結果として平均走速度が減少する。

※股関節の角速度の5–34% の減少は水平方向への速度の7-22%減少と一致。

ポイント②

ビーチ(砂の上)では接地の際の体のポジションが陸上とは異なる

 現象① 体幹が前に傾く

 現象② しゃがみ込むような動き(膝の角度が減少)で重心が低くなる

 現象③ 接地時の各ポジションの足関節の可動域が大きい(足首が跳ねる)

次回は、ポイント①とポイント②を踏まえた上でビーチ(砂の上)で速く走る方法について引き続き考えていきたいと思います。

PS

結局、次回につづくになっていましましたね(;’∀’)

参考文献

Alcaraz P. E.1, Palao J. M.1, Elvira J. L. L.1, Linthorne N. P.2. Effects of a sand running surface on the kinematics of sprinting at maximum velocity. Biology of Sports・February 2011