#11 運動前に体を冷やすとパフォーマンス発揮はあがる!!!

最近は台風が逆走したり、各地で最高気温を更新したりと異常気象が続いています。パフォーマンスを持続させる為にも今までの方法にとらわれず、様々なリスクや可能性を想定しておかないといけない時代に入ったのかもしれませんね。多くの知識や知恵を得ることで想定外の事態にも対処できるように心がけておきましょう。

今回は良いパフォーマンス発揮を持続する為のヒントとして”プレクーリング(予冷)”という考え方についてお話させて頂きます。

 

”プレクーリング(予冷)”とは?

簡単に説明すると、暑熱環境下における体温上昇対策として、あらかじめ体温を低下させる為に用いられる身体冷却法と理解してもらうと良いかもしれません。”プレクーリング(予冷)”には大きく分けて、体の外部と内部環境をコントロールする方法があり、外部環境をコントロールする方法としては、太陽の下に出ない(出来るだけ影に身を置く)、冷気流にあたる、冷水・氷水バスタブに浸かる、アイスパックや冷却材の入ったベストの着用する方法などなどが挙げられ、内部環境をコントロールする方法としては、冷たいものをドリンクなどで摂取するなどが挙げられます。

 

”プレクーリング(予冷)”よってパフォーマンス発揮は変化する!!

運動前に事前に体の温度を下げる工夫をしておくことはパフォーマンス発揮を下げない為にも重要だということは以前にもお話させて頂きましたが、”プレクーリング(予冷)”の有効性に関して具体的に書かれている論文を見つけたので紹介させて頂きますね。

 

Cold drink ingestion improves exercise endurance capacity in the heat.

タイトル:暑熱環境下での冷水摂取が持久力をあげる

目的:ドリンクの温度が暑熱下でのサイクリングに及ぼす影響を調べる

対象:8名のエリートサイクリスト(*最大酸素摂取量 66ml/kg/min̟̟+/-2%)

*最大酸素摂取量に関してはブログ#3を参照

環境:気温35度+/-0.2度) 湿度(60 +/- 1%)

運動様式:自転車エルゴメーター(疲労困憊まで実施)

プレクーリング(冷却)方法:運動実施30分前に300mlの水分①②をそれぞれ摂取し、運動中は10分間隔でそれぞれ100mlの水分①②を摂取する。

水分① 4度の冷水

水分② 37度の温水

結果:4度の冷水を摂取した場合は運動時間(63.8 +/- 4.3 min)、 37度の温水を摂取した場合の運動時間(52.0 +/- 4.1 min)。温水摂取に比べ冷水摂取は運動持続時間が23+/-6%増加。

 

*心拍数と冷・温水の関係

直腸温度と冷・温水の関係

皮膚温度と冷・温水の関係

 

まとめ

運動前に4度の冷水を摂取することで、37度の温水を摂取する場合に比べ、皮膚温度の低下、直腸温度の低下、心拍の低下などがみられると同時にパフォーマンス発揮が持続することがわかりました。今回の論文から運動中の体温調整は勿論、運動前に体を冷却することの有効性について知ることができたした。”プレクーリング(予冷)”の理解を深めることはパフォーマンス発揮を維持する為に重要なことだと感じます。

 

PS

事前に体を冷やす為にガリガリ君(ソーダ味)を食べてみるのもありかも!?

 

 

 

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