先日はワールドカップで日本がコロンビアに2-1で見事に勝利をおさめました! 凄いですね!!
そこで今回は、どのような選手がワールドカップに出場しているのか!? 気になったので、体重・体脂肪に焦点をあてリサーチしてみました。これからワールドカップ出場を目指す選手にとって少しでも参考になれば幸いです。
全選手がワールドカップに参加しているわけではありませんが、イギリス・サッカープレミアリーグのトップチーム、U21、U18、の選手の体重・体脂肪に関しての情報があったのでご紹介させて頂きますね。
測定人数 : 1st チーム(27名)、U21(21名)、U18(35名)
体脂肪率(%):1st チーム(10.00±1.6%)、 U21(11.6±2.5%)、U18(11.4±2.6%)
脂肪量(kg):1st チーム(7.8±1.6kg)、 U21(8.8±2.1kg)、U18(8.2±2.4kg)
筋肉量(kg):1st チーム(66.9±7.1kg)、 U21(64.6±6.5kg)、U18(60.6±6.3kg)
下記、文献の要約を更に要約したものです↓
各カテゴリーの測定(体重・体脂肪率)を行った結果、体脂肪率(%)、脂肪量(kg)に関しては、1st チームが他のカテゴリーよりも低いという結果だったが、それ以上に注目すべきは1st チームとU18カテゴリーとの筋肉量(kg)の差であり、若いカテゴリーの選手は、体脂肪率(%)や脂肪量(kg)を下げることよりもトレーニングや栄養指導を取り入れ筋肉量(kg)を増やすことをお勧めする。
さぁ、この論文を踏まえてもしもあなたが17歳の選手だった場合はどうされますか?
①私は1st チームの選手よりも筋肉量(kg)が少ないからガンガントレーニングをしよう!
②私はU18の選手の筋肉量(kg)の平均程度はあるから今のままで無理せず成長とともに自然に筋肉量(kg)が増えるのを待とう!
正解は、、、、、、、、、、
どちらとも! ←多分。。
つまり、個々の選手は成長段階(生理的年齢)によってそれぞれ状態が異なる為、一概にああしろ!こうしろ!とは言えないということです。骨端線が閉じ、身長の伸びもある程度落ち着いてきた選手は、上のカテゴリーの数値を目標にしてみるのも良いでしょう。しかしながら、その準備が整っていないのにも関わらず、数値だけを追いかけるということは必ずしも良い結果に繋がるとは言い切れません。トップ選手と同じ強度やボリュームのトレーニングを継続的に積むことは難しいので。。
まとめ
文献検索を行ってみると、過去に色々な方々が沢山のリサーチを行っていることに改めて気づかされました。とても有難いですね!そして、それらの貴重なデータやご意見をもとに新しい可能性を探っていくのも面白いかもしれませんね。とにもかくにも、トップ選手の体脂肪率(%)が10%前後だということを知れたことは収穫です!これからのみなさんの練習やトレーニングの参考にしてみて下さいね。
PS
今度は、トップ選手の身長と体重のデータでも調べてみようかな。
参考文献
Milsom J1, Naughton R, O’Boyle A, Iqbal Z, Morgans R, Drust B, Morton JP. (2015) Body composition assessment of English Premier League soccer players: a comparative DXA analysis of first team, U21 and U18 squads. J Sports Sci. 2015;33(17):1799-806.
ちょっとしたトピックスを書くにもしっかりリファレスを記載されて大変ですね。
頑張って下さい!
コメントありがとうございます!読んで頂き恐縮です(;’∀’)。ゴルフに関しても少しずつアップしていけたらと思います!